Riot City Blues
プライマル・スクリーム / / ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
Rock好きと言ってる癖にあんまりロックが無いと気付いたので・・頑張って記事にします(笑
プライマル・スクリーム8作目のアルバム「ライオット・シティ・ブルース」
06年5月に発売されましたが、私が買ったのは昨年秋でした。
発売日に試聴はしていたんだが、スルーしていたんですよね。
何故か、と上手く説明出来ないが・・妙に気味が悪くて。
多少プライマル・スクリームを聞き齧った今では、
中毒性が有りそうな雰囲気(Vo.の声が特に)が気味悪いと感じたのかなー?と思ってますが。
(ジャケットのヘビも悪いんだ。本能的にぞわっとするじゃないか・・。)
うーん・・しかし考えてみると、気持ち悪いなとか気になったり引っ掛かって一旦スルーした音に限って、
後からめちゃくちゃ好きになったりするから音楽は面白いです。
なんだか初っ端から凄く誤解を招く文ですが、アルバム自体は非常に清々しいロックです。
初めて聴いた時、どストレートロックンロールで吃驚した記憶があります。
こんなに単純・直球で良いの?とね(黙れ
ロックに全体的にアメリカンなカントリー色で色づけした雰囲気。
アルバムのその雰囲気を良く現わし、アルバムの顔でもあるのが、1曲目のカントリー・ガール。
この曲大好き!耳に馴染み易くてCuntry Girl〜♪と一緒に口ずさんでしまうのだ。
ちなみに、iPodで聴きながら歩くのに丁度良いテンポ。
しかし人込みで一緒に唄ってしまわない様に注意して下さい(笑)その位キャッチ−です!
カントリーミュージック独特のご機嫌な雰囲気に溢れてるのに、なんだかグッと胸に来るモノがあるんですよねー。
聴いてくれたらよくわかると思いますよ♪
プロモは
こちらです。※音量注意
(ダサ可愛い感じだよ。女の子がバカっぽくて可愛いよ。ボビーの衣裳は変だと思うよ。)
3曲目のSuicide Sally & Johnny Guitar もキャッチーで好きだな。
相変わらずボビーの唄声はむっかつくようなカンに触る様な感じです。
すーさいさりーじょにーぎたぁー♪って(お前がイラッとするわ
4曲めのWhen the Bomb Dropsはギター触ってる人が好むみたい。
私には好みじゃ無いのだが、ギターの唸ってる感じ&グルーヴ感が堪らんらしいです。
5曲目のLittle Deathは前作アルバム、エクスターミネーターの様な雰囲気(※記事有り)
アルバムの雰囲気から浮いている印象を受ける。
が、それがカントリー調だけだと飽きがくる所を、アシッドハウスな1曲を持って来る事で良いアクセントとなっています。
まるで紙に黒いインクをポツンと落として染みになったみたい。
プライマル特有の毒と不穏な空気に溢れた曲です。
続く99th Floor はそんな不穏な空気を一瞬で拭い去るが如く、またカントリーでご機嫌な雰囲気!
この曲も好きだなー。聴いてるとついついリズムに乗って体が動き出しそうになるのだよ。
ライブで聴いたら凄く楽しいだろうね!
7曲目のWe're Gonna Boogieでちょいとボビーの色気に酔っていただき(良い酔いか悪酔いかは受け取る人次第♪笑
Dolls(Sweet Rock and Roll) でテンション最高潮になって頂きましょう。
Lalalalala♪と幕を開けるこの曲は、Sweet Rock and Roll通り(?)始めに男(ボビー)が唄い、
次に女の人がお互いの気持ちと印象を唄うんですよねー。
楽しい曲調だから恋の甘い感じを唄ってる?と見せかけて、ノー!甘く無いのだよ。歌詞読むとプライマル節炸裂です。
ご機嫌な雰囲気なのにどーしよーもない歌詞ばっかりなのだ!
全体的に、前作みたいにkillとかF○UKとか言葉の羅列みたいな歌詞じゃなく、物語みたいな歌詞になってます。
アルバム全編、全てにおいてボビー自身の物語なのかもしれないね。
輸入盤だと10曲、日本盤だと12曲、日本襲来盤というCDだとDVD付いてるんで、買うなら国内版をお薦めします。
ボーナストラック全てお薦めですよ。
昨年末、Riot City Blueのツアーを収めたDVDが発売されましたのでそちらも。(・・私が欲しい。)
しかし凄いねこの人達は。前作とこのアルバムではまったく雰囲気が違います。
核は一緒なんだろうけど、肉付けが違う。
色んなジャンルを咀嚼して、消化して、更に昇華してる感じ。
この人達のストレートは何処に有るんでしょうかね。謎です。
暫くプライマルの毒に侵されて翻弄され続けそうです。
それでは。
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